労働問題

労災に強い弁護士による労災解決事例①

勤務先との話し合い(示談交渉)で解決し、損害賠償金600万円を獲得することができました

(相談内容)

ご相談者は派遣社員で派遣先の工場で勤務されていたのですが、派遣先の上司から重量物の移動を指示されたので、手で持ち上げようとしたところ、バラン重量物が膝に落下して骨折をしてしまい、労災で後遺障害12級の認定を受けました。ご相談者様がネットで調べたところ、「労災保険からの給付金のほかに、労災事故について会社にも責任が認められれば、会社に対しても損害賠償請求ができると書いてあったので、私も派遣先に損害賠償請求できるでしょうか」というご相談でした。

(解決内容)

派遣先の工場では一定以上の重量物はリフト車を使って運搬しなければならないという内規があったのにもかかわらず、上司が指示ミスをしてしまったことが分かりましたので、派遣先に責任が認められると判断しました。そこで当職において、ご相談者様の損害賠償額を算定したところ、休業損害、入通院慰謝料、後遺障害慰謝料、逸失利益(後遺障害による将来の減収分)を合わせて約800万円となりましたので、労災保険からの給付金約200万円を差し引いた残額600万円を支払うよう、派遣先企業に対し損害賠償請求を行いました。派遣先企業は自社の責任を争うことなく認めてくれましたので、あとは派遣先が加入していた保険会社と賠償金額の交渉を行い、その結果、こちらが請求した600万円を全額支払ってもらうことができました。

(弁護士によるコメント)

労災事故の場合、労災保険からの給付金のほかに、会社に責任が認められる場合、会社に対して損害賠償金を請求できる場合があります。また、その際、派遣先で起きた労災事故では、派遣元の労災保険を申請することになりますが、派遣先に責任がある場合は、派遣先に対して損害賠償の支払いを請求することができます。損害賠償請求の手続きについては、まずは派遣先に対して損害賠償金を支払うよう交渉を行います。交渉を行っても派遣先が責任を認めないなどの理由で解決できない場合は、労働審判や訴訟などの裁判手続きに移行することになります。本件では、派遣先が責任を全面的に認めたため、あとは賠償金額について派遣先が加入していた保険会社と交渉することで解決することができました。

当事務所では、労災事故に関する損害賠償請求の交渉依頼は着手金が無料となっていますので、労災事故について会社に責任があるのではないかと感じた際には当事務所までご相談ください。